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2025年9月1日 更新

バルブの種類

バルブについて

バルブは人間の生命を支える心臓の房室弁、半月弁などの"弁"に相当する用語で、日常生活からあらゆる産業活動に欠かせないものとなっています。
配管内の水・空気・ガスなどの流体の流れを止めたり、通したり、あるいは制御する重要な働きをしており、その構造にはいくつかの種類があり、用途や使用目的により選定されます。


 
 

概念について

図-1
バルブの歴史は紀元前にさかのぼり、原理的には現在でも通用する構造のものが、エジプトやイタリアの古代遺跡から発掘されています。
バルブの概念については現在も変わっておりません。
基本的な概念としては、図-1のタンクでイメージすると

① 出口を指で封じる
② 出口を指で押しつぶす

といった2つの方法で流体を止める目的を達することが可能です。

①の概念については、次の3つの方法に発展することが出来ます。
1)パイプ出口をストッパーで直接押し付けて封じる。[グローブバルブの原理]
2)パイプ出口に常時接触しているストッパーを回転させて封じる。[プラグバルブの原理]
3)ストッパーを流れ方向に対し垂直以下の角度でスライドさせて封じる。[ゲートバルブの原理]
 
 

基本構造

図-2
上記で述べた2つの概念から、下記の4つの基本構造に分類することが出来ます。

1) 押し付け
2) 回転
3) スライド
4) スクイズ

それぞれは図-2 に要約した長所と短所があります。
 
 

主に使用されるバルブの種類

図-3
基本構造を用いた代表的なバルブの種類と呼称を示すと、図-3の通りとなります。
タカミサワバルブ株式会社

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